修理店舗:iPhone修理service太田店
住所 | 群馬県太田市飯田町593キカクビル1F |
TEL | 0276-50-1044 |
営業時間 | 年中無休10:00~22:00最終受付21:00 |
駐車場 | 店舗隣のグランダム様駐車場をご利用ください。※領収書を持参してください。 |
修理端末 | iPhone・iPad・iPod・Android |
修理機種:iPadPro12.9 第4世代
修理経緯
急に電源が落ちてしまい、その後起動しなくなってしまったと持ち込まれたiPadPro。
症状を伺うに、バッテリーが原因と予想された為バッテリー交換の提案をし修理の受付を行いました。
まず、フロントパネルを開けて中のバッテリーを取り外します。
その後新しいバッテリーを取り付けてみて電源が入るか試してみると、
・・・・・・・・・点かない😵
バッテリーを付け直してみても再起動をしてみても電源は入りません。
流れている電流もかなり弱く、通常の3分の1程しか流れていない状態でした。
バッテリーを新しい物にしても改善なし、電流も弱いとなると残された考えられる原因は一つです。
基盤上で何か問題が起こってしまっている
という事・・・・
基盤とは、非常に細かく繊細なパーツが集まっている精密機器の核となる部分で人間で例えると脳に値するとても重要な部分です。
お客様に状態をご説明させていただき、修理のご希望がありましたので基盤修理に移行する事になりました。
基盤修理
基盤上の問題箇所を明確にする為、先ほどバッテリー交換の為に開いたiPadから基盤を取り外します。
基盤のカバーを取り外すと、上の写真のように細かく小さいパーツがたくさん付いた面が露出します。写真に映っているヘラの先端は幅2mm程・・・それと比べると各パーツがどれだけ小さい物なのかが分かりますね。この無数にある小さい小さいパーツのどれかに異常があり、起動不良を起こしてしまっているのが今回の原因となります。
その原因を探る為に一つ一つチェックをしていく所から基盤修理は始まります。
とは言っても、ショートによる焦げや液漏れがない等ぱっと見で異常を判断できない場合はどこに原因があるのかさっぱり検討もつきません。(基盤修理のほとんどはどこに問題があるか分からない状態で持ち込まれます)
ではどうやって見つけるのか??というと写真右上部に写っている、電圧を図るテスターを用います。細かいパーツ一つ一つにテスターを当てていき、問題がある箇所は抵抗値が異なりますのでそれでやっと判明するという流れです。
簡単にさらっと書いていますが、これだけたくさんのパーツから異常箇所を探し出すのは根気と技術が必要な作業となります(^^;
また、ここからの作業は肉眼で行うには困難な程繊細で細かな作業となりますので電子顕微鏡越しに進めていきます。
テスターで一つ一つチェックを進めていくとメモリー近くのコンデンサー(電気を蓄える・電圧を安定させる・余分な電気を遮断してくれる、電子機器には必ず存在する欠かせないパーツ)に不具合が生じていることが判明しました。写真赤丸の部分です。
ここのパーツを交換すれば修理は完了となりますが・・・・他にもiPadにとってとても重要なパーツがかなーーーーり細かく密集している為、他の部分を壊してしまわないよう細心の注意を払って作業を行う必要があります。
※専門の研修を受けた熟練スタッフが作業にあたっております
コンデンサー部分の交換が終わったら、基盤を本体に取り付けフロントパネルやバッテリーなども元の位置に戻して組み立てていきます。その後、電源ボタンを長押ししてみると画面が点き無事に起動した事が確認出来ました👏
お客様に修理完了報告をさせていただき、晴れて引き渡しとなりました☺
今回は起動不良のご依頼でしたが、基盤に問題がある場合他にもこんな症状が出ることがあります。
●画面が点かない
フロントパネルを交換しても画面が点かない、または明るさがかなり暗く調節も出来ないといった場合はバックライト(画面の裏側に配置されている画面を照らす機能)が故障してしまっている状態の可能性があります。
●音が出ない
スピーカーからの音や通話時に相手の声が聞こえない、ボイスメモが録音できない、スピーカーボタンなど音に関するものがグレーアウトしていて押せない等といった症状の時、パーツを交換してみても症状が改善しない場合は基盤上の音に関係するICチップの損傷が考えられます。
●リンゴループが改善しない
iPhoneを起動した際にリンゴマーク(Appleロゴ)が画面に出たまま、ホーム画面への移動や画面等の操作ができなくなることで、iPhoneの画面にAppleロゴのリンゴマークが表示されたままフリーズし、ときには勝手に再起動を繰り返します。バッテリーが切れるまで延々とその症状がループする為、リンゴループと呼ばれています。システムの不具合なのでさまざまな要因で発生する為原因の特定が難しく、バックアップをとっていない場合は大事なデータが消えてしまう可能性も・・。
リンゴループの主な原因
「バッテリーを交換しても起動しないって聞いて諦めかけていたけど・・・無事に直って安心しました!」「ダメならダメでしょうがないと思いながらも修理をお願いしましたが、お願いしてみて本当に良かった!」「子どもが使っているので、新しいiPad買わなくちゃいけないのかぁ・・って憂鬱だったんですけど、新しい物を買うよりも出費が抑えられたんで満足です!」と嬉しそうに引取時に話してくださいました(^^♪
そんなに喜んでもらえたら頑張った甲斐がありました✌
今回のiPadの件で、Webで修理店を検索した所当店を知っていただけたようで今後も何かあったら相談したい!とありがたいお言葉もいただきました!ありがとうございます!!!!
基盤が損傷してしまう原因として
などが挙げられます。経年劣化や自然故障は気を付けていても完全に防げるものではなく、いつどこで起こるかもわかりえません。万が一に備え、日頃からバックアップを作成しておくことをおすすめします!
”修理に出したら修理不可と言われた”などの理由で泣く泣くデータを諦めて機種変更をする前に、一度ご相談頂けたらと思います。出来る限りのお手伝いをさせていただきます!
基盤修理をご依頼いただいた場合、修理箇所や内容によっては1日~4日ほどお時間をいただく場合がございます。
■基盤修理は自己で解決するのが困難
iPadの画面が真っ黒になり、電源が落ちたときは、基盤修理が必要かもしれません。
再起動やバッテリー交換などをしても起動しなしという場合は、早めに専門の修理業者に持ち込みしましょう。
無理に自己修理を試みると、大切なデータが消えてしまう可能性があります。
基盤修理においては、分解作業が必要となります。
そして電圧計測をしながら、基盤ショートが起こっている部分を特定していくのです。
不具合の箇所を特定しなければ、適切な修理は行えません。
基盤の故障がやっかいなのは、さまざまな箇所で問題が発生することです。
だからこそ自己診断はせず、プロに任せる必要があります。
■基盤の故障によるリンゴループ
リンゴループを繰り返し、起動しない状態は、基盤の故障が原因かもしれません。
基盤の故障は、iPadの落下や水没によって起こることもあります。
外部から刺激が加わった場合は、物理障害の可能性が極めて高く、放置しておいて直ることはありません。
また、正しく使用をしていても、使い続けると基盤が劣化して、リンゴループを起こすことがあります。
経年劣化によるトラブルであれば、買い替えをしたほうがいい場合もあります。
いずれにしても、リンゴループや動作不良が頻発するのであれば、寿命が近づいている可能性大です。
■水没が基盤ショートの最大の要因
iPadの脳であり心臓といえるのが、基盤です。
基盤ショートの原因でもっとも多いのは水没で、便座に座りながらiPadを操作中に、
うっかり便器に落としてしまうという事例は多く認められています。
水洗トイレへの落下よりやっかいなのは、海水に落としてしまうことです。
この場合は真水と比較して、データ復旧率は下がってしまいます。
水による影響以外では、過度の汚れが原因でショートする場合があります。
たとえば食事をしながらiPadの操作をするような状況は、汚れがつきやすいといえるでしょう。
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iPadももちろん即日修理可能ですでの是非お問い合わせくだだい。