iPhoneの知識　Apple ProResビデオの管理について

2023年3月18日 iPhone修理関連, 各店からのお知らせBlog, 機能・使い方, 記事

住所	群馬県高崎市田町53-6
TEL	027-395-4427
営業時間	年中無休10:00~22:00最終受付21:00
駐車場	店舗ななめ向かい　パーキングステーション田町第１をご利用ください。修理の際に1時間分サービス致します。
修理端末	iPhone・iPad・iPod・Android

iPhone修理　高崎

iPhone　アプリ　記事

修理店舗：iPhone修理service高崎店

iPhoneの知識『Apple ProResビデオの管理』についてご紹介！　

前回は「Apple ProResビデオ」についてご紹介しました。撮影の切り替えなどについてです。気になる方はリンクからご覧ください。

今回は「Apple ProResビデオの管理」についてご紹介します。

iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max、iPhone 14 Pro、およびiPhone 14 Pro Maxでは、「カメラ」を使って、ProResの高い色忠実度と低い圧縮率により、ビデオを撮影したり編集したりできます。

13Pro以降のトリプルカメラのiPhoneで使える機能です。

筆者のiPhoneでは使えない機能ですが、iPhoneユーザーガイドからご紹介いたします。

さっそく、はじめていきます！

■Apple ProRes について

Apple ProRes は、マルチストリーム編集が可能なパフォーマンスの高さと、圧縮後も遜色ない画質の高さも両立できるコーデックです。

コーデックとは映像を圧縮したり、それを元に戻す時に使用されるソフトウェアです。

サポートページも専門用語が多いのですが、端的に表すと高品質な動画が撮影できて、それをAppleのソフトウェアで劣化が少なく編集できるという事の様です。

AppleProResのフォーマットについては、こちらのAppleサポートページをご覧ください。

Apple ProRes の編集は、iPhone の写真アプリや iMovie、または Mac、iPad、iPhone 用の ProRes 対応のビデオ編集アプリでできます。

Apple ProRes や ProRes RAW の使用が承認されている製品について詳しくはAppleサポートページをご覧ください。

■ProResの管理について

iPhone 13 Pro 以降は、HLG (ハイブリッドログガンマ) 方式の HDR (ハイダイナミックレンジ)、または SDR (標準ダイナミックレンジ) での ProRes 撮影が可能です。

撮影時の解像度およびフレームレートは、iPhoneの本体容量によって違いがあります。

本体容量が 128 GB の場合、ProRes の対応状況は以下の通りです。
・1080p HD／30 fps
・1080p HD／25 fps

本体容量が 256 GB、512 GB、1 TB の場合、ProRes の対応状況は以下の通りです。

・4K／30 fps (1 秒あたりのフレーム数)
・4K／25 fps
・4K／24 fps
・1080p HD／60 fps
・1080p HD／30 fps
・1080p HD／25 fps

本体容量が大きいほど高解像度で高いフレーム数で撮影ができます。解像度とフレーム数が高いと高画質でなめらかな映像になります。その分、本体容量が必要です。

ProRes ファイルのサイズは最大で HEVC ファイルの 30 倍になります。

こうしたファイルをデバイスに保管すると、思っていたよりもすぐに容量不足になってしまう可能性があります。
また、iCloud 写真を使って写真を保管している場合は、iCloud ストレージプランをアップグレードしないと、こうした大きいファイルを保管しておくスペースを確保できない可能性もあります。iCloud にはファイルサイズの制限もあります。
iOS では、ProRes で撮影する際にストレージを最適に使いこなせます。

ストレージの空き容量が少ない場合に ProRes の撮影時間を延ばすため、カメラアプリの使用中にリソースを解放できます。

さらにカメラアプリは、ProRes が有効になっていて、撮影可能時間が 5 分を切っている場合には、ストレージを自動的に解放してくれます。
ストレージを解放すると、iPhone に保管されている場合がある一時的なシステムデータやアプリのデータが消去されます。
復元不能なデータが完全に削除されることはありませんが、一部のアプリはもう一度使う際にデータの更新が必要になることがあります。

ProRes で撮影するには、iPhone のストレージに少なくとも 10% の空き容量が必要です。

■ProRes ファイルを編集する

写真アプリやその他のアプリで ProRes を使う

Apple ProRes は、映像のポストプロダクション業界に広く浸透しているので、ProRes フォーマットとの互換性があるアプリで ProRes ファイルを開けます。

アプリによっては、ProRes がサポートされていない場合には ProRes ビデオを小さい H.264 フォーマットにトランスコードすることがあります。

ProRes ファイルを編集する

Apple ProRes ファイルは、iOS 用の写真アプリや iMovie、Mac 用の iMovie や Final Cut Pro、ProRes に対応している他社製の編集アプリで編集できます。

以下のApple 製デバイスは、ProRes の再生と編集に対応しています。

・Mac OS X 10.6 以降を搭載した Mac
・iPad Pro 12.9 インチ (第 3 世代) 以降
・iPad Pro 11 インチ (第 1 世代) 以降
・iPad Air (第 5 世代)
・iPad mini (第 6 世代)
・iPhone 13 mini、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max
・iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro Max

ProRes ビデオを共有する

ProRes ビデオを誰かと共有する際には、以下の点を確認してください。

・Lightning ケーブルと Mac のイメージキャプチャ、または Windows パソコンの対応アプリケーションを使って、ファイルを読み込みます。

・iCloud 写真を使って、お使いのすべてのデバイスでオリジナルのフル解像度の ProRes ビデオファイルにアクセスできます。

・iPhone から別の iPhone、iPad、Mac に ProRes ファイルを転送するには、AirDrop を使います。

画面の上部にある「オプション」をタップし、「すべての写真データ」をオンにしてから「完了」をタップします。

AirDrop では、iPhone 13 モデル、iPhone 14 モデル、Mac OS X 10.6 以降を搭載した Mac、12.9 インチの iPad Pro (第 3 世代) 以降、11 インチの iPad Pro (第 1 世代) 以降、iPad Air (第 5 世代)、iPad mini (第 6 世代) には、オリジナルの ProRes ビデオが転送されます。

ほかのすべてのデバイスについては、HEVC 対応デバイスでは HEVC ビデオを、HEVC 非対応のデバイスでは H.264 ビデオを共有します。