とある日、一本のこんな電話がかかってきました。
「すみません・・・iPhoneが急に起動しなくなっちゃったんですけど修理お願いできますか?これから向かうので1時間後くらいになるんですが・・」
機種名を聞くと「分からない」との事で・・ホームボタンの有無、背面カメラの形状、本体フレームの素材など伺いiPhone11と判明。起動しないとの事は様々な原因が考えられるから一つ一つ試しながら原因を探っていくこと、修理が100%可能かはハッキリ言えない事等ご説明。
「それでも良いので全部試してみてほしい。これから行きます!新幹線で行くので1時間後位にお願いします!」
し、し、し、新幹線ーーーーーーーーー?!?!?!?!?!?!
なんと新潟県湯沢町から来られるとの事・・・(゚Д゚;)Web検索で修理店を調べたところ、当店を見つけ口コミや電話応対の感じで来店を決めてくれたそう。ありがとうございますm(__)m✨
その後実際に来店され、iPhoneを見させていただいた際にすぐ目についたフロントパネルの浮き・・
軽く押し込んでみるとかなり抵抗があり・・・今での事例からバッテリーが膨張してパネルを押し上げてしまっていると判断。バッテリーの交換をまず最初に試してみて、それでも起動しなかったら他の原因を当たってみましょう!と修理予定をご説明し、了承いただいた上で作業を開始しました。
などが考えられます。今回のケースではまず初めに、異常が見て分かるバッテリーを疑い作業に入っています。
フロントパネルを固定しているネジを取り通常だと本体左側から器具を使ってパネルを外していきますが、今回は既に外れている状態なので右側から攻めていきます!
右側には本体基盤が鎮座しており、フロントパネルや画面上部についているセンサー類のケーブルが繋がっているので開けるときには細心の注意が必要・・・!
無事にフロントパネルが開いたら、ついにバッテリーとご対面です。
写真だとわかりづらいですが、バッテリー全体がぷくっと膨らんでいるのが確認できます。
👇もっと酷くなるとここまで膨らみます。※笂井店事例androidバッテリー👇
問題のバッテリーを取り外し新しいバッテリーを仮付けしてみたところ、無事に起動が確認できました(^^♪
そのまま組み立てを開始、お客様へ引き渡すことができました!
💡バッテリーが膨張する原因として...💡
以上の事でバッテリーの劣化が進んでしまいます( ;∀;)iPhoneにはリチウムイオンバッテリーが使われています。バッテリーの劣化が進むと中でガスが発生し、膨張してしまいます。
これからの季節は特に注意が必要です。外気温は平気で40℃近くまで上昇しますよね。普通に使用するだけでも要注意なのに、車の中に置きっぱなしはダメ!絶対!!!
バッテリー膨張を放っておくと、破裂して中でショートが起き大事なデータが消えてしまったり、フロントパネルを裏から圧迫する事により液晶に異常が出てしまうことも・・・・
皆様、膨張は本当にお気を付けください!
使用部材 iPhone11バッテリー、iPhone11用防水テープ
修理時間 修理前後の動作確認を含め30分
財布と携帯だけ持って慌てて来店されるほど心配だったようですが、無事に起動したと聞き「よかったぁぁぁ・・・・・・・」とホッと一安心し受付台の上に崩れ落ちてしまいました。
「ここまで来た甲斐がありました!!ありがとうございました!」と、次からも何かあったら利用して下さるとの事で当店メンバーズカードに加入し帰られました^^
今回のようなバッテリー膨張の事例は決して珍しくはありません。最近は特に、テレワークの普及でビデオチャットアプリを使う機会も増えたかと思います。とても便利な機能ですが、バッテリーへの負担は相当なものです。電池も消耗するので充電に繋げながら使用する方も大半だと思います。
知らず知らずのうちに酷使してしまったバッテリー、取り返しのつかない事になってから後悔してももう遅い事も・・・・・💦
おかしいな・・・?と思ったら一度ご相談頂ければとおもいます。
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iPadももちろん即日修理可能ですでの是非お問い合わせくだだい。